ネフ社の素敵なおもちゃ、オルナボを真似て手作りしました。
この「オルナボもどき」は本家とは別物ですが、同じような遊びを低価格で実現でき、大変満足しています。
詳しい作り方や本家との違いについてもまとめました。
オルナボとは
この素敵なおもちゃ、オルナボは、息子の授乳中に見ていたXの中で知りました。
オルナボは、スイスのネフ社が手掛けるおもちゃで、25個のブロックを使って模様(パターン)を作って遊びます。立方体の6面にはそれぞれ異なるパターンが描かれていて、その組み合わせでさまざまな図や模様を作ることができます。
親と一緒に遊ぶなら3歳から、子どもが一人で遊ぶなら5~6歳頃から楽しめるようです。
白木にビビッドな赤色が美しく、私も「息子が大きくなったら、ぜひ一緒に遊びたい!」と思いました。
自作しようと思った理由
①結局は値段
そんなに素敵なおもちゃならすぐ買えばいいじゃない…と思うかもしれませんが、
いくつかのネットショップを見たところ、だいたい2.2万円(+税)します。うーん…。
結局、我が家にとっては、ひとつのおもちゃにその額をポンと出せる状況ではなかったんです(笑)。
②好きな基尺で作れる
「基尺」というのは積み木の基本となる立方体の一辺の長さのことです。他のパーツはその2倍、1/2倍といった辺の長さから構成されます。
例えば、4.0cm(40mm)直方体の積み木を例に話します。
4.0cm(40mm)直方体の積み木は倍数になっています。(4.0cm、8.0cm、2cm)このような(1倍、2倍、0.5倍)長さに決められています。
【総勢70名以上に聞いた】積み木おすすめの基尺は4.0cmなのか?|れんしの部屋
オルナボは1辺が3.5㎝のブロックなので基尺も3.5㎝です。
そして、既に家にある積み木とオルナボもどきを組み合わせて使う可能性を考えました。
我が家には現在、基尺4.5㎝の積み木があり、それと別に童具館の積み木(WAKU BLOCK45、4.5㎝基尺)に憧れがあることから、4.5cm基尺で揃えるつもりでした。
オルナボ本家と同じ3.5cm基尺で作ると、既存の積み木と一緒に遊べません。
そのため、オルナボもどきは4.5cm基尺で作るのが一番良いかと思っていたのですが、
収納スペースの問題や、基尺3cmと基尺4.5cmの積み木でも組み合わせて遊べることを考え、
今回は1辺が3cmのブロックで作ることにしました。

※ブロックが小さい分、誤飲の可能性があるので、小さなお子さんと遊ぶときは注意が必要です。
好きな色で作れる
今回わたしは本物と同じ赤色で作りましたが、お子さんの好きな色で作ってもいいなと思います。
材料、道具
- 3×3×3cmの木ブロック
- アクリル絵の具
- ニス
- マスキングテープ
- 紙やすり
- 絵筆
- ふた付きケース(Seriaで購入。フタつきケースS)
材料はほとんどAmazonで揃えました。
ブロックは全部で25個必要なので、こちらの12個入りを3セット買いました。
「食品衛生法適合」のニスは食器にも使えるそうなので、子どもがなめても大丈夫です。
作りかた
1、ブロックにやすりをかける
ブロックの切り口にはバリが残っているので、やすりをかけて滑らかにします。
面取りは必要ないので、バリを取るだけのやすりがけをしました。
2,ブロック全体にニスを塗る
最初はパターンを描いた後にニスを塗っていましたが、木の繊維に沿って絵の具が染みてしまう現象が起きたため、途中で順番を変えました。
3,パターンを描く
いよいよオルナボの肝となるパターンを描いていきます。
塗り方はこちら
本家オルナボの画像を何度も観察し、割り出した展開図がこちらです。

25個のブロックはすべて同じ塗り方ではなく、2種類の塗り方になっています。
2種類はそれぞれ左右対称の関係にあり、13個のブロックとそれを左右反転させた12個のブロックで構成されています。
直線部分にはマスキングテープを貼ると、きれいに塗りやすいです。
テープの幅が偶然1.5cmだったので、端に合わせて貼るとちょうど半分だけ塗れました。便利です。

円弧の部分は、紙で直径6cmの円を作り、鉛筆でうすく下書きをしてから筆で丁寧に塗りました。

4,もう一度ニスを塗る
絵の具が乾いたら、最後にもう一度ニスを塗って完成です!
5,Seriaのケースがぴったりで感動

Seriaで購入した「ふた付きケース(スクエア)」にブロックを収納しました。
外寸:170×174×339mm
内寸:166×166×32mm
25個のブロックがちょうど収まります。
6,パターン集も作ってみた
本家のパターン集を参考に、Canvaでオリジナルのパターン集を作成しました。

本家との違い
本家オルナボと比べると、安い材料費で完成したオルナボもどきには、もちろんいくつかの違いがあります。
木の色がバラバラ
本物は白木に赤いペイントが映えて、とても綺麗ですが、オルナボもどきはブロックの色味にばらつきがありました。
私は12個入りのブロックを3セット購入したため、色や形が比較的良いものを選んで25個を使用しました。
ブロックのゆがみ
届いたブロックをよく見ると、一つ一つ形が微妙に異なります。
木材のカットが精巧ではなく、角度が90度ではないブロックもいくつかありました。

ブロックが歪んでいると並べたときに隙間ができてしまうので、色だけでなく形の歪みも検品して、良いものを選びました。
面取り
届いたブロックは、やすりがけをする前から少し角が丸くなっていました。
本物のオルナボを見ると、角がピシッと立っていて非常に美しいです。
細かい部分ですが、面取りでけっこう印象が変わります。
塗り方の丁寧さ
本物は赤いペイントがピシッと塗られていて、非常にシャープで美しい仕上がりです。
オルナボもどきは私が手作りしたため、線がゆらゆらと不安定です。

私は「パターン遊びができれば良いや~」と思ってるので揺らいだペイントも許容していますが、直線や円弧を精密に表現したい方には、本家を購入した方が良いかもしれません。
↓本物をお子様に与えたい方はこちら。
さいごに
いかがでしたか?
本家オルナボとの違いは確かにありますが、私は作って良かったと思っています。
ブロックの大きさやペイントの精巧さは本家に劣りますが、オルナボと同じような遊びがこのお値段でできるなら、十分に満足しています^^
私は工作も好きなので、オルナボもどきを作っている時間も楽しかったです。
ぜひ、真似して作ってみてください♪